国際水泳場など、大きなプールで泳いでみませんか?

小学校などで泳いで以降、なかなか泳ぐ機会もなかったなんて方も少なくないとも思います。水泳は全身運動で量にもよりますが身体への負荷もかかりづらく、昔から老若男女誰もが楽しみやすいスポーツと言われています。今は時勢的にも各種スポーツで市民大会など活発的に行われており、水泳は他のスポーツより安価で参加しやすくもあります。しかも中には国際水泳場で行われるイベントなどもあるんですよね。特に2020年東京オリンピックでは水球で使用される辰巳国際水泳場は、日本では水泳の「聖地」とも呼ばれており、抜群の水質を誇り水が手にかかりやすくスイスイ楽に進め、泳ぐこと自体が楽しいですよ(^^)世界選手権など開催される水泳場なだけに、誰でも参加しやすいこういう市民大会が開催されるのは、年に2,3回ほどの数少ないチャンスです。

例)新日本スポーツ連盟東京都連盟東京水泳協議会主催イベント

   ・年齢別水泳大会
   ・オールエイジ水泳大会  など

大きな水泳場でプールサイドから選手目線でスタンドを見たりすると感激を覚えたりします。一方で場違いなような感覚に捕らわれたり、実際テレビでもよく見るあのセイコーの黄色い飛び込み台に上がったりしてスタートのコールを待つ瞬間など、緊張もひとしおになるとも思います。しかし「案ずるより産むがやすし」、誰しもはじめはそんなもの。泳ぎ切った後はどんなに緊張し結果が今一つだったとしても、味を占めてすぐまた次を泳ぎたくなる不思議(^^)

「見る」側から「やる」側へ、自身の新たな扉を開き、その場に「自分」という確かな存在を示す機会、まずはスタート位置に立つこと、そしてやり遂げること。タイムは関係ありません。久々でも初めてでも現段階での自己新記録。そこには「自分」という確かな存在が見えるものです。現状から新たな一歩を踏み出した証拠、その実感は自分だけのゆるぎない証。
案外できるものです(^^)是非1度お試しください(^^)


イベントなどで泳ぐのが初めてだったり久々の方が、気持ち安心して泳ぐためのポイント:

申込
・まずは25m種目など短い種目でエントリー(泳ぎこんでいる方とそう極端な差も付きません)

・事前申告タイムは自分が水中スタートで軽めに泳いだおおよそのタイムに+2秒
(水泳では速い方を真ん中のレーンに配しV字形になるように泳ぎます。後ろになるほど速い方の起こした波の影響を受けますし、端になるほど壁に跳ね返ったその波の影響も受けてしまいます。こういうイベントとなると大抵の方がどうしても力が入りすぎたり、気持ちの焦りから自分のリズムを崩し、思うように泳げないことも正直多いです。その分、端の方がプレッシャーを軽減し、変にタイムを気にせず気持ち楽に泳げます。泳ぎ終わってプールから上がるときも、直接上がるのではなく端のはしごを使いやすいですからね=真ん中のレーンでも皆のゴールを待てば端の梯子から上がれますが)。

(
当日)
・受付で首から下げる無料の「撮影許可証」をもらうと(サインのみでOKです)、スタンドからの写真撮影なども可能です(記念に内部の雰囲気などいかがでしょうか)。

・油性ボールペンを持っていき、受付でもらったパンフレットを見て、自分の参加種目の開始予想時間(招集は15分前くらいとなります)、種目、種目番号、レース順、コース順を手の甲や手の平に書いておくと、アップ時なども慌てずにすみます。

・プールサイドに降りる前に靴を脱いで置いておくところがあります。靴の靴底(インナーソール)の下に500円玉を数枚入れておくと、いざというときの安心感にもつながります。

・更衣室は大抵スタンドの下などにあり、プールサイドに一旦降りる必要があるところも少なくありません。大抵カギは掛けられないながらもロッカーや、シャワー、壁についた大型のヘアードライヤ−マシーン、ウェアの脱水機等があります。

・100円ショップなどで売っているビニール地のショルダートートバック等にタオルやドリンク(水とスポーツドリンク、両方あった方が便利)、ゴーグルの曇り止め、小銭等を入れ、招集所近くの壁際にでも置いておくと給水なども含めて楽です(壁が網目状になっているところもありますので、100円ショップなどで売っているプラスチック製の大きいS字フックがあると便利なことも)。

招集
・各種目、招集はスタートの15分前から20分前位となります。進行状況によって予定時間より多少の際は生じるものですが、気負いからアップをしすぎないようほどほどに、遅れないようにしましょう。

・招集場からコースに移動する際、コースの脇に水の入った大きなポリバケツがあります。身体に水をかけたり、曇り防止にゴーグルを水に通したりするにも使えます。

スタート
・各レース、1人1人コースごとに名前を紹介されます。立ってスタンドにお辞儀をしましょう(その後は立ったままスタート待ち)。

・スタート時、「
ピッピッピッピッピー」っという笛の音でスタート台に上がり(この時、背泳および水中スタートの方は水に入り、スタートの体制をとります)、次の「ピー」っという音でスタート姿勢を固めます(スタート台の上では、昔は両足をそろえるグラブスタートが主でしたが、最近は陸上のスタートみたいに少し片足を下げたクラウチングスタートが大半を占めます。確かにスムーズで反応も早く楽ではありますが、その分フライングの可能性も上がります。自身の楽な方で)。「Take your mark」の掛け声でピタッと止まり、「ピッ」っという電子音やピストルのスタート合図で飛び込みます(イベントにもよりますが、水中スタートも大抵大丈夫です)。ただ1発スタートとなるため、フライング=泳法違反でタイム無し(失格)になってしまってはもったいないですよね。ですのでスタートは最後のスタート音の後1テンポあえて遅らせるくらいでちょうど良いと思います。

泳法ルール
共通:
・スタート時やターン時の
潜水は15m以内となりますので、それまでに1度息継ぎを入れる感覚で(息継ぎは入れても入れなくても問題ありませんが、感覚的に)。

バタフライ=バッタ:
両手タッチでターンやゴールをすること

平泳ぎ=ブレストローク=ブレ:
両手タッチでターンやゴールをすること
・スタート直後は「
1かき1蹴り(ひとかきひとけり)」で開始

背泳ぎ=バックストローク=バック:
ルールではありませんが、天井のラインなどを見ながら泳ぐと、左右のブレも少なく泳ぎやすいです。特に折返しやゴール前の5m地点に横一列に貼ってある旗を過ぎて何かきで自分はゴールできるかを練習で覚えておくと、最後に手をぶつけるようなこともなく、ゴールもしやすいですよね(泳ぐスピードにもよりますが、大抵3,4かきで最後は腕をまわさず伸ばす感覚でタッチするとタイム短縮にも)。

個人メドレー=100m(いち個メ)、200m(に個メ)、400m(よん個メ):
・泳法順=バタフライ→背泳ぎ→平泳ぎ→クロール

メドレーリレー:
・泳法順=背泳→平泳ぎ→バタフライ→クロール

ゴール後
・当日、結果は通路に速報として各年代ごとの順位とタイムが張り出されます(結構時間が  かかりますが)。それを見て上位(イベントにもよりますが各年代ごとに表彰がある場合も)には表彰状が出たりしますので、忘れずにお持ち帰りください(近くの机にまとめて置かれてあり、サインをして自己回収式の場合もあります)。残念ながら上位入賞にならなかった場合も、受付ななどで受けとった一式に無記入の記録証が入っていたりもしますので、そこに自身のタイム等を書き込み、自分だけの記念にするのも良いですよね(大抵公認の印鑑も押してあります)。

道具
・水着:スポーツジュエン(上野のアメ横店)などできれば専門ショップに直に赴き、試着してみるのが良いと思います(大きいサイズもありますよ)。男女ともに腿まで覆うタイプが今は主流で、Speedoやarenaなどのものは有名ですが、特にSpeedoはタイム重視もあり締め付けるタイプが多いようにも個人的には思いますので、通販利用時等はお気を付けください(FINA承認モデルのものでなくとも市民大会などでは問題ありません)。ちなみに自分は以前からサイズ幅も大きいarena のものを愛用しています(参考までに)。

・ゴーグル:好みにもよりますが、水の抵抗を逃がす尖ったレース用のレンズのものより、視野を広く確保できる平たく大きなフィットネス用のレンズのものの方が締め付け感も少なく着け心地良く、水中での状況把握もしやすく落ち着いて泳げます(自分は近年レース用のものからフィットネス用のspeedo Futura Biofuse Flexisealに切り替えました)。
(*)ゴーグルの曇り止めを買うことも忘れずに

・水泳キャップ:最近はデザイン豊かなビニール地のものが多いですかね。


その他イベント
各都道府県にて開催されるスポーツ祭典(新日本スポーツ連盟)

水泳の日(日本水泳連盟)

ニチレイ泳力検定(日本水泳連盟)
  開催場所および日時はこちら
  年齢ごと各級各泳法ごとの年齢別合格タイムは泳力検定実施の手引きをご参照ください。
  (*)泳力検定は「合否」タイプの検定試験となります。


せっかくの機会、是非楽しんでくださいね(^^)!




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